SXシリーズに続きVSX®シリーズが誕生。
- 高潤滑・高靱性被膜
金型用としても、効果を発揮
| 硬度(Hmv) | 粗さ (Ra) |
動摩擦 係数 |
耐酸 化性 |
|---|---|---|---|
| 2,700 ～ 3,200 | 0.10 ～ 0.20 | 0.25 ～ 0.30 | 800℃ |
用途
- 超硬切削工具
- 抜き、絞り金型
〈工具用〉
従来のTiAINやTiSiN系被膜より工具磨耗量が大幅に減少！
切削距離と逃げ面磨耗量の関係
| 被削材 | SKD11 （HRC59） |
|---|---|
| 回転数 | 3,000rpm |
| 工具 | R5ボールエンドミル |
| 送り | 800mm/min |
| 切込み | 軸方向0.1mm |
逃げ面磨耗状況（100m切削時）
〈金型用〉
高潤滑性能を発揮し、プレス金型の寿命を大幅に延長！
〈金型用〉
複合処理（ラジカル窒化＋VSX®-V）でさらに特性向上！
イオンプレーティングによるコーティング膜は硬度が高く耐摩耗性に優れますが、セラミックスとしての特性を持っているため、基材に大きな変形が起こると追随できず、割れ・剥離が生じることがあります。
複合処理は、イオンプレーティングの下地処理としてラジカル窒化を行います。
基材表面に窒化拡散層を設けることにより、基材～コーティング間の硬度を傾斜化させて機械的強度を高め、コーティング膜の剥離を防ぐことができます。
（VSX®-V:Hv3,000）
（Hv1,200～1,500 程度）
複合処理は、特に以下のような用途に効果があります。
- プレス金型：面圧に対する強度の向上，コーティング膜剥離による摩耗の防止
- 機械部品：耐摩耗性向上
- 樹脂成形金型：コーティング膜剥離による 腐食・摩耗・樹脂付着の防止，金型寿命の延長
ラジカル窒化処理は、化合物層（白層）の生成を抑えることができるため、イオンプレーティング等の下地処理として適しています。しかし、処理品によってはラジカル窒化後にラップ等の後処理が必要となる場合があります。
この被膜の事例
製品や技術に関するご質問・テストコーティング・お見積・納期について
本社・工場
〒950-0883 新潟市東区鴎島町6番5号／TEL 025-271-0711、FAX 025-273-6917(コーティング営業室)コーティングプランナー(営業担当)は全国を網羅しています！
