事例紹介 一般金型某金型メーカー

お客様の課題

某金型メーカーのC設計担当者から、「金型を納めているお客様から、厚さ1mm無酸素銅の打ち抜きパンチにTiCNを使用しているが、20万ショットで使えなくなってしまう。もっと寿命を延ばしたいので、表面処理で何か良い方法はないか、という要望があった」というご相談をいただきました。

JFEのソリューション

寿命となったパンチをお借りして観察してみると、凝着からガジリへ進んでいるようでした。そこで、耐凝着性に優れ、高硬度で耐摩耗性の良い、Cr系のPVDコーティングである、SX-2被膜で評価していただきました。凝着だけであれば、CrN被膜でも効果はあるのですが、ガジリまで進んでおり、ガジリ対策としても実績があるSX-2を推奨しました。

成果

SX-2でPVDコーティングを施したことにより、凝着防止とガジリ対策の成果が出て、40万ショットまで使うことができ、また、設計担当者もお客様から喜ばれたとのお話をいただきました。

担当者コメント

金型向けに幅広く使用いただいているCr系被膜を、当社では各種取り揃えており、用途や使用状況に応じて対応が可能です。ぜひ、当社のCoating Planner(コーティング プランナー)にお問い合わせください。

今藤

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