事例紹介一般金型某加工メーカー

お客様の課題

某加工メーカーの方から「ばね用の線材加工において、加工用チップの摩耗がひどく、メンテナンスに工数を取られ困っている。何か良い表面処理はないか？」とのご相談をいただきました。

現品を拝見したところ、最初に線材の突き当たる箇所の摩耗が特に進行しており、そこから凝着が進み、加工品を傷つけていることが分かりました。線材の鋭利な切断面が接触するため、硬度と滑り性が必要と判断し、SX-2によるPVDコーティングを提案。実際に評価していただくことになりました。

コーティングの結果、凝着が原因だった線材への傷もなくなり、送りスピードを2倍まで上げることができました。さらに、潤滑油の塗布も不要となり、拭き取り工数の低減も含め、作業性に関して大幅な効果が得られました。

現品の調査・解析が解決の鍵でした。当社の特徴のひとつが、調査・解析・分析が可能なことです。さらに分析結果から最適な被膜をご提案し施工もできます。「原因は分かっているが、どんな被膜が最適か分からない」という方は、ぜひ一度ご連絡ください。

田中(浩)

本社・工場

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